◆観光共生型舞台 映像作品『Yashima Air』

◆Yashima Air ショートバージョン(約2分)

◆Yashima Air(ロングバージョン約16分)

企画製作:瀬戸内サーカスファクトリー
映像:宮脇慎太郎
サウンドインスタレーション:柴田俊幸

◆高松市のアート・シティ高松文化芸術創出事業委託を受け、製作した 「Yashima Air」 が公開されました!国際舞台を駆け巡りつつ、ローカル、地域の魅力を再発見し、香川を大切な拠点にしている点で、宮脇慎太郎さんも、古楽の柴田俊幸さんも、僭越ながら瀬戸内サーカスファクトリー田中もすごく共鳴するところがあり、昨年この三者が結びついたことを、心から嬉しく思います。

◆この映像は、昨年、屋島山上で開催したエ・コ・ラボシアター(環境共生型舞台)公演をとりまくサイドストーリーのように製作しました。 エ・コ・ラボシアターの舞台公演は、屋島という、市街地のすぐ横にある別世界・国立公園で演じることから想像を膨らませ、製作した作品でした。 人間の生活のすぐ横には、普段意識している以上に生生しい「野生」がある。 その野生と共存する舞台とはなにか? 大きな音も、強い光もそぐわない。 動物たちを驚かせてはいけないし、山上で大量の電力を使うのは不自然。 公演自体を「2000ワット以下」の電力で実施するという、ほぼ非常識なルールを設定して、「少ない電力でどれほど多くの光や音の表現ができるか?」という、ゲームに、皆が参加してくれたことになります。

◆映像ストーリー:屋島山上でサーカス公演の準備が行われていたところ、突然雷鳴が鳴り響き、主人公は異世界に飛ばされてしまう。記憶は失われ、一人で不安そうに森の奥へ歩を進めると、次々にサーカスの妖精たちに出会い、忘れていても身体が覚えていたパフォーマンスの楽しさに、徐々に自分を取り戻していく。

撮影中および稽古中、実際に雷鳴が轟き、すべての舞台装置を大雨のなか撤収した、 そんな「匂い」まで感じていただけたら嬉しいです。 この「エ・コ・ラボシアター」というコンセプトは、今年以降も発展させていきます!